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クリュッグ6代目当主 オリヴィエ・クリュッグさんと一緒にテイスティングしてきました。

クリュッグ6代目当主 オリヴィエ・クリュッグさんと一緒にテイスティングしてきました。

Krugは1843年にヨハン・ヨーゼフ・クリュッグによりランスに設立されたグラン・メゾン。全てのワインの一次醗酵は小樽を使用、二次醗酵後は6年以上も寝かせるというこだわりは6代目当主であるオリヴィエさんにまで代々受け継がれています。
樽醗酵の何が特別なのか・・・。
多くの造り手は温度管理のできる大きなステンレスタンクで一次醗酵を行います。これは非常に安定感のある醗酵ができます。が、小樽は容量も少なく一つ一つの樽により状態も異なります。小樽での醗酵にはかなりの経験と知識、研ぎ澄まされた五感が必要になるのです。

テイスティングしたシャンパーニュは三種類。
Krug Clos du Mesnil 1998
Krug 1998
Krug Grande Cuvée
最初はKrug Clos du Mesnil 1998とKrug 1998の比較テイスティングをしました。
Clos du Mesnil 1998
クロ・デュ・メニルとはKrugの最上キュヴェであり、素晴らしい年のみに僅か1.85ヘクタールの単一畑、単一ヴィンテージ、単一品種(シャルドネ100%)で造られる、テロワールが持つ個性を最大限に引き出したシャンパーニュです。
オリヴィエさんは、「ピュアで日本のゆずを思わせるワイン。
またこんなに高いシャンパンなのに、Clos du Mesnilを造るのが一番シンプルで簡単だ。」とおっしゃっていました。
やや黄金色がかったイエロー。ゆっくりと立ち上る優雅な泡立ち。凝縮感のある果実の香りで、レモン、カリンのコンポート、ミネラル、ハチミツ、バター、ブリオッシュ、ローストしたナッツに若干のスパイスや土っぽさなど奥行きのある複雑な香りが広がります。
味わいは力強く、背筋の伸びた綺麗な酸味が広がり、非常にバランスの良いハーモニーを奏でていました。

1998年は1961年以降最も暑かった年。エレガントさに加え、ハチミツやバターなど夏を反映させた暖かさを感じる年です。ですから、Krug Vintage 1998はボディの厚みを感じる仕上がりになっていました。
Krugのヴィンテージ・シャンパーニュは造ると決めた年だけ、つまり良い年にしか造りません。だからVintageによりKrugのスタイルは変わらぬものの、全く異なるシャンパーニュが生まれます。
Krug Grande Cuvéeは毎年同じ味わいを生み出すエレガントなシャンパン。
オリヴィエさんはこのシャンパーニュを造るときは、その年に収穫されたブドウを30~40%使用し、その他は150種類にも及ぶリザーヴワインの中から厳選し、ブレンドして一貫した味わいを生みだしていくとおっしゃっていました。
そこにレシピなど存在しません。説明もできません。テイスティングを幾度となく重ねることで初代から受け継がれた味わいを表現している。計ることが出来ないものを形にする。
それがKrugのスタイルなんです。
今回はオリヴィエさんが隣に座っていたので、沢山楽しい話を聞けました。感謝です。
専門的な言葉をチラホラ使ってますが、Conrad Tokyo Wine Schoolの中級クラスの最初のセッションがシャンパン講座なので、そこで詳しく説明しますから良かったらご参加くださいね。
「コンラッド東京 ワインスクール」の詳細はこちらです。
ヘッドソムリエ
河野哲也

12 Oct

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