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「ルーウィン・エステート」ワインメーカーズ・ディナー

「ルーウィン・エステート」ワインメーカーズ・ディナー

前回に引き続き、皆さまのゆるキャラがお送りします。
…今回は去る9月9日にモダンフレンチ「コラージュ」にて開催した、「ルーウィン・エステート」ワインメーカーズ・ディナーについてレポートします。

 

「ルーウィン・エステート」の共同最高経営責任者、シモーヌ・ホーガン=ファーロンさんとは、昨年ご来日の際に、日本料理「風花」にてワインメーカーズ・ディナーを開催しました。今回はシモーヌさんだけでなく、ワイナリーの創始者であり、シモーヌさんのお父様でいらっしゃるデニス・ホーガンさんもご参加!(お二人揃っての来日は初めてとのこと)
有難いことに、またコンラッド東京にてディナーを開催することができました。

 

ワイン好きには誰にでも想い出のワインがあると思います。「初めて美味しいと思ったワイン」、「記念日に飲んだワイン」…人によって様々なストーリーがありますね。「ルーウィン・エステート」のフラッグシップである、「アートシリーズ」のシャルドネ 2009年は私にとっての想い出のワインなのです。

 

コンラッド東京入社以前は、フレンチレストランにて勤務しており、当時の私はフランスのワインにしか携わる機会がなく、プライベートで飲むワインもフランス産のものばかりでした。そんなある日、昔からお世話になっているお客様から、オーストラリア出張のお土産に、「アートシリーズ」のシャルドネ 2009年を頂戴したのです。

 

「スクリューキャップだし、早く飲んだ方が良いのかな?」
今思えば、無知とは何とも恐ろしい…長期熟成のワインにも利点が多いと言われるスクリューキャップですが、当時の私はこのように思い、頂いてからあまり時間を置かずに飲むことにしたのです。でも結果、早く飲んで良かった。早く出合うことができて良かった。飲んだ時、とてつもない衝撃を受けたことを覚えています。

 

非常に充実した果実感、樽のニュアンスもやや強めのゴージャスな印象でしたが、酸がしっかりしており、とてもバランスが良かったのです。
「このワイン…なんかすごいぞ!オーストラリアにこんなすごいワインを造るところがあるのか!?フランス以外にこんなに美味しいワインを造る国があるのか!?」と発見することができ、凝り固まった、「フランス第一主義」から脱出するきっかけとなった、想い出のワインとなりました。

 

ディナー当日は、無知な私に素晴らしいワインを贈ってくださった…私に勉強するきっかけをくださった大切なお客様にもご参加いただきました。また、あまりに美味しかったことから、その頂いたお土産のワインのボトルを取っておいたので、デニスさんとシモーヌさんにそのボトルにサインをお願いしました。そしてサインを頂く際、私のこのワインにまつわるストーリーをお二人に伝えることができました。

「世界には素晴らしいワインが沢山ある」と知るきっかけをくれたワインのディナーを開催することができ、そしてそのきっかけをくださったお客様にこのワインの創始者をご紹介することができ、ソムリエ冥利に尽きる一日でした。コンラッド東京でソムリエをしていること、この日ほど幸せに感じたことはないです!

今回はちょっと真面目な感じでまとめてみた私ですが、実はディナー当日はギックリ腰により、全く役に立たず。挙句の果てには、ご年配のデニスさんに手を引いていただき歩行する・・・という、何とも情けない一日を送りました。

 

さぁ、ゆるキャラの心温まる想い出ワイン!飲みたくなったに違いない!「アートシリーズ」 2003年のシャルドネはボトルにて!2012年のシラーズはグラスワインにてお楽しみいただけます!
皆さまはどのような秋を過ごしますか?スポーツの秋?食欲の秋?いやいや…コンラッド東京にて「ルーウィン・エステート」の「アートシリーズ」に想いを馳せる、「芸術の秋」がおススメですよ(*^_^*)

 

コンラッド東京 非公認ゆるキャラ 森本 美雪

 

25 Sep, 2016

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