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カリフォルニア「スリー・ワイン」トレーニング

カリフォルニア「スリー・ワイン」トレーニング

アメリカ合衆国は世界第4位のワインの生産量を誇り、その内の約8割を算出する一大産地がカリフォルニア州。
皆さまはこのカリフォルニアのワインにどのようなイメージを持たれているでしょうか。
1970年代以降長らく、温暖な地中海性気候から生まれる重厚なカベルネ・ソーヴィニョンから造られるワインがカリフォルニアワインの筆頭とされて来たように思います。そんな中、ジンファンデルやマタロ、プティット・シラー、カリニャンなどカリフォルニアの歴史そのものとも言える自根の古樹にこだわり、「天」「地」「人」を意味する「スリー」の名を冠したワインを少量手掛ける、スリー・ワイン・カンパニーのオーナーである、マット・クライン氏の初来日に合わせ、布袋ワインズ様のご協力のもと、スタッフ向けにトレーニングをしていただけるという貴重な機会をいただきました。

 

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スリーの代名詞とも言えるのが、サンフランシスコの東の内陸地、コントラ・コスタ・カントリー、オークレーに残る、樹齢100年を超える複数のブドウ品種が植えられた禁酒法時代の自根の畑。海からやや離れているため霧は届かないが、冷たい海風が吹き込む上、すぐ脇を大河が横たわる為、一言に温暖なエリアとは言えないという。世界中で猛威をふるい、あらゆるワイン用ブドウの畑を壊滅近くに追い込んだ1800年台後半のフィロキセラ渦。(ブドウ根アブラムシによる虫害)クライン氏が自社畑を構える一帯の土壌は乾燥した砂地に覆われることから、フィロキセラの繁殖に適さず、その被害が及ばずに過ごせたと言います。このフィロキセラ渦からブドウ樹が守られた要因にもなった砂地の土壌。表土に水分が少ない為に、それを求めて根を地中奥深くに伸ばすブドウ樹。オークレーにあるクライン氏の畑は、樹の根が地中約5~6メートルまで達することから灌漑が不要である上、質に安定する果実の生育を可能にすると言います。ソノマやナパとは違う、この地ならではの味わいがここで生まれるのです。

 

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今回テイスティングしたアイテムは4アイテム。
一貫して凝縮した温かみのある果実味、ブレンドされた品種が織りなす複雑なテイスト、ただ甘く濃いだけのジンファンデルとは明らかに違う、スリーならではの、エレガントで奥深さを感じる印象のワイン。物静かで温厚、知的な印象のクライン氏でしたが、話を進める内に、そのワイン造りに対する熱い情熱を参加したスタッフ皆が感じた事と思います。
「ジンファンデルを世界に広めるのが私の夢」と最後に語ったクライン氏。
このクライン氏のワイン造りに対する熱い思いと、類稀なるテロワールから生まれる唯一無二のワインがスリーのワインなのです。

 

コンラッド東京では、スリーのワインを全てのレストラン・バーでお楽しみいただけるよう、グランド・ワインリストにオンスリトさせていただいております。

今回感じたクライン氏の熱い思いをそのまま伝えさせていただきながら、スリーのワインをお楽しみになってみてはいかがでしょうか。

 

ソムリエ

富滿 勇希

25 Jun, 2019

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